第64話:友達のこととか。
ぼくの友人にかっこいい奴がいる。
寛容で、自分らしさがあって、人生を楽しんでいる。高校生時代からの付き合いだが、変わらない。いや、変わりはした、お互い、あの頃とは違うのだ。
しかし、常に現行の話ができるし、興味の分野は全然違うのだが、なぜか、仲良くしている。
いや、してもらっているというのかな…
もう本当に付き合い悪いからね。俺は。
でも、この友人だけは、「あ、会いたいなあ」とか、「この話したいな」とか思える唯一の人。
っていうと傷つく人とか、お前は本当に悲しい奴とか言われそうですけどね。まあ、本当だからねえ。
仲が良かったとか、友人とか、恋人とか、元恋人とか、家族とか、親戚とか、隣人とか、近所の親切な人とか、昔のクラスメイトとか、片思いの相手とか、まあ、いろいろ思い出ってありますね。
で、彼とは、はっきり言って思い出とか無いんです(笑)
元彼女とか、「HALCALI」の曲聴くと思い出したり…数年後は小沢健二とSEKAI NO OWARI「フクロウの声が聞こえる」を聴いたら「かりんちゃん」思い出したりするだろうし。
彼とも、関係が終わった時に何か音楽が鳴り出すのか?
いや、彼とは、10年後も馬鹿話したいです。
そんなわけで、「かっこいい奴」ありがとう。
10年後。どうなってるかね?俺ら。
楽しみに待ってます。10年後を。
あ、彼には勝手に小沢健二さんの「ぼくらが旅に出る理由」を捧げたいです。